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短波カーラジオ! [番外編]

  先回の記事の文字放送でのトピックスでも、そしてSWLing.comの記事でもあった短波カーラジオが気になってしまい、これまでいろいろと車での受信を試行錯誤してきた私にとっては、どうしてもトライしてみたくなり今回ポチってしまいました。

 実際はFMカーラジオにリンクする短波受信ユニットなのですが、BST-1 というものです。開発はフロリダの Expert Technology Studios, LLC でサイトはこちら。 値段は送料込みでおよそ$180でした。 残念ながら販売は米国のみとなっています。 ワイヤレスで88MHzのFMに飛ばすことやリモコンが430MHzを使っているのでおそらく電波法の規制が絡むためなのかも知れません。

BST-1b.jpg

 早速いつも使っている車載ミニホイップ (PBA-MLA4) につないで試してみました。 BST-1 は入力インピーダンスが高く短めのホイップアンテナで受信できるよう設計されているとのことです。同社サイトでは専用の車載ホイップアンテナも販売しています。まだそのアンテナは試していませんが、たまたま持っていた似たような長さのホイップで比較してみたところ、PBA-MLA4ミニホイップの方が全般に強く受信できました。 なおPBA-MLA4は米国でなく日本の北神電子サービス様の開発です。

PBAMLA4.jpgPBAMLA42.jpg

 ↓ BST-1の上の黒いユニットは、ミニホイップ用の電源です。

CarRadioSW.JPG

 さて、受信された短波はFMラジオの88MHz帯に送信され、FMカーラジオから短波が流れてきます。周波数や感度の切り替えなどはすべてキーホルダー型のリモコンボタンで操作。 ダイヤルはありません。 プリセットされたメモリー周波数(100ch入力可能)による選局がメインとなります。 マニュアルのチューニングもできますが結局ボタンをクリックして5kHz間隔で移動する操作(スキャンは可能)。 さすがに物足りない気分ですが、運転中の安全を考慮したためなのでしょうか。 受信周波数と信号強度の数値(1~9)がカーラジオのモニタースクリーンに表示される仕組みになっています。 また周波数はモールス信号によりラジオから流すこともできます。 説明書には数字のモールス信号はすぐ覚えられますよとありますが、ちょっとハードルが高いかも (私は無線の免許持ちなので大丈夫ですが)。

Screen.PNG

 ノイズブランカ内蔵でカーノイズには強いようです。ただ感度を高く設定してあるせいか、走っている場所によっては中波の混変調?が時々入っていました。 

 まだ使い出したばかりなので完全な評価はできませんが、ダイヤルをぐるぐる回して珍局(死語?)を探すことができないのでDX向きではなく、信号強度の強い局のカジュアルリスニング用といった感じです。 なおメモリーには強く受信できる主要短波局が多数プリセットされています。 コンセプトはすばらしいですがユーザーインターフェースにまだ改良の余地ありですね。 正直、今まで車内で使っていた中華ラジオPL-660の方がすっきり受信できます。 でも運転中にカーラジオから流れてくるRAのSJを聴いた時は結構新鮮な気分でした。

 受信時の雰囲気は以下のビデオをご参照ください。 米国東海岸ではいつも午前中良好に入ってくる RA = ラジオ・オーストラリア (9580 kHz) を中心に聞いてみました。




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コメント 2

せきやま☆あすか

こんにちは。モービル受信にずっとこだわり続けてますよね。いいですねー。ぼくもFMトランスミッターで飛ばしてカーステレオから朝鮮中央放送を爆音で流しながら関越自動車道を新潟方面へぶっ飛ばしたくなりました。詳細なレポートありがとうございました。
by せきやま☆あすか (2016-03-26 09:39) 

kei@Niigata

せきやまさん、こちらもキューバ音楽ガンガンならしてますよ。最近両国は少し仲直りしたみたいですけどね。
by kei@Niigata (2016-03-26 11:48) 

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