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短波カーラジオ(4) [番外編]

ラジオ・ギニアを追加して更新版のビデオを作ってみました。ギニアはこちらでは退勤時よく聞こえています。

受信地: ニュージャージー州 北部
受信月: 2016年4-8月 
受信機: BST-1
アンテナ: ホイップ (2 ft)

日本からも注文可能で購入された方もいらっしゃいます。こちらのコメント欄参照。 河童@茨城さん、情報ありがとうございました。 メーカーのサイトはこちら




あづみ野FM -76.1 MHz / ラジオ大好き少女からパーソナリティに [番外編]

 去る4月9日放送のHCJBは「夢を叶えたラジオ少年」としてfmさくだいらの中村哲郎アナウンサーへのインタビュー番組....とても興味深かったです。  実は昨年私がHCJB尾崎先生のスタジオを訪問した時の記事を見つけて声をかけてくださったのが今回紹介する安曇野市のコミュニティ局(こちらも長野県!)「あづみ野FM」のパーソナリティ、山田祐子さん。

 山田さんは「おひさまサークル」という番組の火曜日を担当されています。毎回テーマを決めてリスナーからのメッセージによる楽しいトーク。 地元学校の給食献立の紹介(安曇野では食事の後の挨拶がごちそうさまではなく「いただきました」なんですね!)、地元の気象情報、イベントの紹介はもちろん、 また、かかる音楽が時々懐かしくて涙モノです。 

 同局の山田さんの個人サイトを拝見すると「ラジオ大好き少女が、いつの間にかにかラジオ大好きミセスとして、ついにパーソナリティデビュー!」 とあるではないですか。 お話を伺うと山田さんは中学・高校時代、ICF-5900で海外放送を楽しんでいたそうです。 ちなみにご主人も(偶然)RF-2200をお持ちだとか。 当時はHCJBの他、VOA、ドイチェベレ、ラジオ・オーストラリアを中心にリスニング...そして次々と日本語放送が中止となっていった後は頑張って英語放送を聴いては英文の受信報告書を作成...そのために英文タイプライターまで親御さんにおねだりしたそうです。 当時は今のようにネットも無いのでNSB(現ラジオ日経)のBCLスクランブルやワールドタムタム、そしてTBSのBCLジョッキーが情報源だったとのこと。 中学の放送委員会に入っていた時の先輩がBCLに詳しく、家にダイポールアンテナを立ててもらったりと恵まれていたようですね。

 短波放送愛好が転じてアナウンサーやパーソナリティになった方って多いのかどうかはよくわかりませんが、今回の山田さんのケースってもしかして貴重なのではと思い、紹介させていただきました。 少人数運営のコミュニティ局にはよくあることなのかも知れませんが、アナウンサーとミキサーを一人でこなすことが多いそうでです。 いろいろご苦労もあるかと思いますが、何よりも温かみのあるトーク...そして人と人とのつながりはこうしたコミュニティ局が一番ですね。 それにコミュニティラジオってとても機動的だと思います。 今回の九州の震災でも地元コミュニティ局が活躍していますし、あづみ野FMでも市の熊本地震義援金募集を早速アナウンス! またこれまでのアナログ防災無線に代わり、市からの緊急情報の伝達を担うという重要な役割りもこなします。 皆さん、地元コミュニティ局をぜひ応援しましょう!

  • あづみ野FM 76.1MHz  (サイマル放送でも聴取可)   放送局サイト
  • 所在地: 長野県安曇野市  コールサイン: JOZZ4AQ-FM   フェイスブックサイト
  • キャッチフレーズは周波数の76.1をもじった 「なろう、ひとつに!」 
  • 山田祐子パーソナリティ: 「おひさまサークル」 1:00~2:20 PM 火曜日担当 ブログ 

追記: 2016年10月から番組の時間が 正午 ~ 2:00 PM となりました。

Douzojin.jpg
道祖神キャラクター あづちゃん & みのくん

まだまだ短波カーラジオ! [番外編]

こちらでよく聞こえる局をダイジェストにしてみました。

受信地: ニュージャージー州 北部
受信月: 2016年4月 
受信機: BST-1
アンテナ: ホイップ (2 ft)

(追記:) 今メーカーのサイトを見たら、「ウェブによる注文では米国のみの販売。その他は問合せ下さい」の表記に変わったようですね。日本からも注文可能なのかな...
 


短波カーラジオ (2) [番外編]

先回の記事以降、短波カーラジオとミニホイップで朝のラジオオーストラリアなどを通勤中に聴いていました。なかなかいいなと感じる一方、時々中波の混変調があるのが欠点でした。 ただそれは通勤経路の必ず同じ場所で起こり、さらに高架橋をくぐる一瞬、混変調が消えて目的局がすっと浮かび上がる現象など、逆に面白く感じていました。

ブログを見た開発者の方から連絡があり、専用ホイップの方がきっとSN比がいいですよとのことなので、そのホイップアンテナを入手して試してみました。 下の写真のような60 cmぐらいのごく普通のモービルホイップです。

Whip_BST-1.JPG 

早速試した結果....あらま、こちらの方が確かに明瞭に聞こえる。中波の混変調もありません。 ペルセウスで比較してみたところ、この専用ホイップよりもミニホイップの方が圧倒的に良好なんですけどね。 やはり受信機とアンテナの相性って大切なんですね。BST-1はこのホイップで最適になるように設計されているということは、そのものの感度がすごく高いのでしょうか。

WWCR - 12160kHz (注:アンテナの比較ではありません。)



短波カーラジオ! [番外編]

  先回の記事の文字放送でのトピックスでも、そしてSWLing.comの記事でもあった短波カーラジオが気になってしまい、これまでいろいろと車での受信を試行錯誤してきた私にとっては、どうしてもトライしてみたくなり今回ポチってしまいました。

 実際はFMカーラジオにリンクする短波受信ユニットなのですが、BST-1 というものです。開発はフロリダの Expert Technology Studios, LLC でサイトはこちら。 値段は送料込みでおよそ$180でした。 残念ながら販売は米国のみとなっています。 ワイヤレスで88MHzのFMに飛ばすことやリモコンが430MHzを使っているのでおそらく電波法の規制が絡むためなのかも知れません。

BST-1b.jpg

 早速いつも使っている車載ミニホイップ (PBA-MLA4) につないで試してみました。 BST-1 は入力インピーダンスが高く短めのホイップアンテナで受信できるよう設計されているとのことです。同社サイトでは専用の車載ホイップアンテナも販売しています。まだそのアンテナは試していませんが、たまたま持っていた似たような長さのホイップで比較してみたところ、PBA-MLA4ミニホイップの方が全般に強く受信できました。 なおPBA-MLA4は米国でなく日本の北神電子サービス様の開発です。

PBAMLA4.jpgPBAMLA42.jpg

 ↓ BST-1の上の黒いユニットは、ミニホイップ用の電源です。

CarRadioSW.JPG

 さて、受信された短波はFMラジオの88MHz帯に送信され、FMカーラジオから短波が流れてきます。周波数や感度の切り替えなどはすべてキーホルダー型のリモコンボタンで操作。 ダイヤルはありません。 プリセットされたメモリー周波数(100ch入力可能)による選局がメインとなります。 マニュアルのチューニングもできますが結局ボタンをクリックして5kHz間隔で移動する操作(スキャンは可能)。 さすがに物足りない気分ですが、運転中の安全を考慮したためなのでしょうか。 受信周波数と信号強度の数値(1~9)がカーラジオのモニタースクリーンに表示される仕組みになっています。 また周波数はモールス信号によりラジオから流すこともできます。 説明書には数字のモールス信号はすぐ覚えられますよとありますが、ちょっとハードルが高いかも (私は無線の免許持ちなので大丈夫ですが)。

Screen.PNG

 ノイズブランカ内蔵でカーノイズには強いようです。ただ感度を高く設定してあるせいか、走っている場所によっては中波の混変調?が時々入っていました。 

 まだ使い出したばかりなので完全な評価はできませんが、ダイヤルをぐるぐる回して珍局(死語?)を探すことができないのでDX向きではなく、信号強度の強い局のカジュアルリスニング用といった感じです。 なおメモリーには強く受信できる主要短波局が多数プリセットされています。 コンセプトはすばらしいですがユーザーインターフェースにまだ改良の余地ありですね。 正直、今まで車内で使っていた中華ラジオPL-660の方がすっきり受信できます。 でも運転中にカーラジオから流れてくるRAのSJを聴いた時は結構新鮮な気分でした。

 受信時の雰囲気は以下のビデオをご参照ください。 米国東海岸ではいつも午前中良好に入ってくる RA = ラジオ・オーストラリア (9580 kHz) を中心に聞いてみました。




今年も Winter SWL Fest ! [番外編]

仕事でばたばたしており最近書き込み頻度が減ってます...。 

 さて、今年も NASWA (北米短波連盟)主催の Winter SWL Festival に参加してきました。 例年と同様ペンシルベニア州プリマスミーティングの DoubleTree ホテルで2月19-20日に開催。今年は106名の参加。 フォーラム(講演)数は11。

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↓ 講演のトップバッターはAnthony Messina氏とRob Femly氏による 「Part 15 Broadcasting」。 Part 15 とは連邦規則 第47編 第15部のこと。いわゆるFCCの免許が不要な低電力出力による放送のことです。このようなジャンルがちゃんとあるんですねえ。送信機販売のサイトもあるようです。日本でもミニFM局なんてのが昔流行りませんでしたっけ。 Messina氏は昨年「ティーンエイジャーとラジオ」について講演した最年少(多分)の参加者。

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 ↓ こちらはKNLSのPaul Ladd氏による 「Why We Still Believe in Shortwave Radio」  (短波がまだすたれないと思う理由)。  KNLSを運営する World Christian Broadcasting は現在マダガスカルに2基の送信機を設置、「Madagascar World Voice」 として今年の春からの放送開始をめざし鋭意活動中。 因みにマダガスカルでのインターネット普及率は1%。皆さんインターネットカフェに行くそうで。 中国でもネット普及率は3割程度。ネットに比べ短波放送は政府によるブロックが難しい。まだまだ短波は捨てたものでないよ、とのことです。

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↓ SWLing.com で活躍中のThomas Witherspoon氏による 「A 2016 Survey of Shortwave Radio」 (2016年 短波受信機 レビュー)。 最近のDSPチップ内蔵の小型ラジオはノイズなどの問題がありいまひとつだそうです。 

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でた、アイコム!

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新機種IC-7300(これは無線機ですが)はまだ米国では売られていないとか。

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↓ Jef Eichner氏によるループアンテナの実演講演。  え~、キャパシターはこのような動きになりまして...って構造説明のため取り出したのは Radio Japanのスケジュール表(笑)。

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↓ ホスピタリティールームはまたまた多数のラジオが展示。

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Panasonic のRF-9000 登場! 初めて見ました。

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こちらはビデオ。音がすばらしいです。 (注:短波はアンテナがいまいちだったのでビデオはFMのみ)

↓ 空き時間はJSWC(日本短波クラブ)のブースに滞在。今年も大武理事が日本からご出席です。

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JSWCの会報やRadio Japan のスケジュール表が早々に売り切れてしまい、ブーステーブルも寂しくなったので、自分のQSLカード、車載ミニホイップ、旅行用スモールループを勝手に展示してしまいました。 個人ブース状態(笑)。

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あ、それから折角の機会なので戸塚DXers サークルの 「Propagation」 誌と群馬・関山さんの「BCLは趣味の王様」デモ版も展示。 日本語なので皆さん読めませんが写真見て雰囲気だけでもと思い...。

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来年は30周年記念で会期も3日に延長。とうご期待!

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PBA-MLA4 ミニホイップの実験 [番外編]

現在一時帰国中で再びアンテナ実験をしています。 今回も北神電子サービス様開発のもので、PBA-MLA4 というミニホイップ。 有名なPA0RDT ミニホイップの進化版?とでも言っていいのでしょうか。こちらはトランジスタではなくICのオペアンプを使ったものです。

届いた基板に早速部品を装着! 

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上の写真ですが、下の基板はPA0RDTの回路をベースにした「LF-HF帯用スモール・アンテナ」(マイクロパワー研究所)です。 過去のブログでもレポートしたもので今回比較に使ってみました。 ここではPA0RDT型ミニホイップと呼ぶことにします。

以下のPerseusの受信画像はすべて PBA-MLA4 ミニホイップ → PA0RDT型ミニホイップ → AAA-1 ループ → 再びPBA-MLA4 をおよそ15秒おきに切り替えたものます。ループアンテナAAA-1を参考として比較に入れています。ただしエレメントは一周4mのループでちょっと大きいです。アンテナはすべて物置小屋の屋根裏に設置して比較しました(自宅とは別棟のため低ノイズ)。

結果1: ABC-Northern Territory 4835 kHz 

結果2  Vatican Radio (French) 9660 kHz

結果3 Zanzibal BC (Swahili)11735kHz

結果4  Radio Australia 15415 kHz

結果5  HF Span

PBA-MLA4 はローバンドからハイバンドまでPA0RDT型のものよりも強く聞えます。 残念ながら長波は放送が聞かれなかったので比較していません。 まあ録画の通りミニホイップよりループアンテナの方が強いので通常の環境ではミニホイップの出番は少ないのでしょうが、私の場合唯一ミニホイップを生かせるのがモービル、特に運転中の受信です(詳細はこちらこちら)。 早速モービル用ミニホイップの基板を PBA-MLA4 に変えました。

Mobile_MLA4.JPG

回路が異なるのですが、オリジナルのPA0RDTミニホイップ同様、車のエンジンをONにしてもノイズの影響を受けませんでした。


たまには自分で電波でも出してみるか.... [番外編]

書き込みがご無沙汰してしまいました。

短波放送はちょっとお休みしてちょっぴり無線の世界も再び覗いてみたくなり、巷で見かけるD-STARとは何ぞやということでつい最近電波を出すにいたっております。一昨年少しWIRESやEcholinkで声を出したこともありましたが、このD-STARって何?ということで特に理由はないのですが単なる好奇心。

職場のすぐ近くにハムショップがあることがわかり(3年間通っていながら気がつかなかった...)、たまたま入ったら地元のお客さんを対象にしたイベント中。

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抽選会でいきなりUS-CQ誌の年間購読無料券が当たってしまいました。

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まずはアイコムのハンディー機(ID-51A Plus)を入手。アパートからはマンハッタンのD-STARリピーターにアクセスできることがわかったけど、ホイップでは不安定なので思いきって八木アンテナを購入。さらにDVAPドングルなるデバイスでネット経由の接続も可能となりました。浦島太郎状態なので用語を始め、いろいろ試行錯誤状態。まあ、すんなり行くよりいろいろ弄って一喜一憂するほうがホビーらしくていいですけどね。

Ham.JPG

日本と海外との交信はまだ珍しいみたいでCQ JAPANを出すと結構呼ばれます。マンハッタンのレピーターにいきなり日本語が飛び交うようになって地元局は皆驚いているかなあと思いつつ...それにしてもとてもよい音質で届くんですねえ。信号強度という概念がないそうですが、それがまだちょっと慣れないかな。 この際なのでQSLカードも作ってみました(20年ぶり?)。

Yagi.JPG

交信した局はこれまでで30局ぐらいでしょうか。海外は初めてです!と興奮気味に呼んでくる方、現地レピーターの管理者様、前にお空でよくお会いした方や私の故郷の地元局(お~懐かしい!)、さらに最近開局された女優さんまで、相手局がバラエティーに富んでいて結構面白いかも。  (写真は M2 = エムスクエア社の 440-6SS 型八木です)


BCL-LOOP Ver. 11 ! [番外編]

久しぶりのアンテナ弄りです。北神電子サービス様のBCL-LOOP バージョン 11を購入!

BCL_Loop11.JPG

コネクターが基板に付けらているおかげで、基板留め用の4つの穴が省略できて助かります。あっというまにケース入り完成。(注:いつものことですが屋外設置を想定していません)

BCL_Loop11inCase.jpg

室内ループ(下の写真)でアンプをいくつか切り替えて比較してみました。 

LOOP_Base.JPG

放送は11780kHz のRadio Nacional da Amazonia (...Brasilia だっけか) です。Δ LOOP X (非同調モード)→ BCL-LOOP Ver.11 → ブルガリア製 AAA-1B → 再びΔ LOOP X を約 15秒ごとに切り替えています。

耳で聞いた感じは正直どれも同じなのですが、スペクトルを見ると BCL-LOOP はノイズフロアが低いですね。


トルコの声ラジオからクイズ当選の賞品が届きました。 [番外編]

4月のクイズに当たって賞品が届きました。

エキゾチックなポーチ
ホログラム?入りコースター
可愛いシール
そして浅野さんからのメッセージも!

幾つになっても賞品をもらえる時って
嬉しいものですね。

本当にありがとうございました。

TRT_Gift.jpg

昔 English Section から頂いた賞品の
クロック(これも多分クイズ当選) と並べて
記念撮影。↓

TRT_Gift3.jpg

トルコの声ラジオ TRT(テーレーテー)
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