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マッチ箱サイズのSDRを実験 [番外編]

久しぶりの実験記事です。私はどちらかというとラジオ・受信機はあまり沢山買わないほうなのですが、今回小型のSDRを衝動買いしてしまいました。 「Soft66RTL2」 というモデルで日本の方が開発されたものだそうです。 eBayで日本から米国までの送料込みでなんと$46。 注文後1週間ぐらいで届きましたがその小ささにびっくり。 ケースの色合いから言ってペルセウスの子供といった感じです。

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ソフトはHDSDRを使いますが、ペルセウスしか使ったことのない私はこのソフトを使えるようになるまで一苦労。 数時間奮闘して何とか動作可能になりました。 いつもの車載ホイップのチョイペで試験受信!

以下はペルセウスとの比較です (15130kHzのRadio Japanフランス送信波)。

はじめの30秒はSoft66RTL2、その後ペルセウスに切り替えています。 なおSoft66RTLは構成上、受信周波数に50MHzが上乗せされているので65130 kHzの表示となっています (ソフトウェアの方に50MHz分を差し引いて表示する機能があることに後で気が付きました)。 ビデオでは3局の波形が見えますが、左からVoice of NigeriaのDRM、Radio Japan、Radio Sultanete of Oman の電波です。

なぜかCMCの効きがあまりよくなく、コネクター部分を素手で握るとノイズが減ります。錯体が小さいせいでしょうか。S/Nからゆくとペルセウスに軍配が上がりますが、普通の局を聴くのには十分な性能で値段はペルの1割以下。電源もパソコンから直接とっているので便利です。あと大事なこといい忘れてましたが、このモデルは50MHz~1GHzもカバーできます。改めて検索もしてみましたがSDRは沢山の機種が開発されているんですね。


CALL SIGN (KDXC会誌) [番外編]

番外編のカテゴリーでこの種の話題は初めてなのですが、私は1989年から数年間、関東DXersサークル(KDXC) に入会させていただきました。 KDXC の会誌 「CALL SIGN」 はメインの情報源として、大変お世話になりました。当時会誌の編集長だった関山さんがつい先日私の新潟の自宅を訪ねて下さいました。 今から25年前にもなるのですが、当時の会誌は幸いすべて保存してあったので、それを眺めながらのSWL/DX談義。 この会誌は秋葉原のカクタX-1に置いてあり、そこで購入したのが入会のきっかけです(同じような方も多いと思います)。 当時はインターネットがまだ普及していない時代だったので、雑誌とかこのようなクラブの会誌が唯一の情報源でしたね。 「海外放送今月の聴きどころ」、「BCL質問箱」、「日本語放送パラダイス」、「ミーティングだより」 など、内容が盛りだくさんで、関山さんはじめ編集委員の方々には改めて頭が下がる思いです。 因みに私の初投稿は、ラジオ・ウランバートル日本語放送開始初日の受信報告でした。 それにしても当時はたくさん短波局がありましたね~。

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Winter SWL Fest 2015! [番外編]

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  昨年初めて参加した NASWA (北米短波協会)主催の Winter SWL Festival ですが、今年もペンシルベニア州プリマスミーティングの DoubleTree ホテルで2月27-28日に開催されました。昨年は仕事の都合で1日のみの参加でしたが、今回は2日間フル参加することができました。今年は131名の参加があったそうで、これは昨年(114人)よりも多く過去5年間で最高だそうです(意外)。 なお昨年のSWL Fest の記事はこちら

講演の数が13あって盛りだくさん!

↓ 国連にお勤めのJanice Laws氏による 「Radio On The Road」。いろいろな国に行って現地で受信したサウンドクリップやエピソードの紹介。

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↓ Thomas Witherspoon氏によるSDRについての講演。あとで立ち話ししたらツイッターでフォローしあってたことがわかりました。

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↓ 昨年、北朝鮮の放送事情について講演したMark Fahey氏による中東・中央アジアの放送聴取事情についての話。今回も会場満席。短波が衰退する理由はサテライトの普及?偏狭地帯行っても、モンゴルのゲルでも、皆サテライトディッシュを上げている。

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↓ 同じFahey氏。手にもっているのは豪州製アクティブループ。氏はオーストラリア在住で、いつもオーストラリアにあがっているリモペルはこの方のものであることがわかりました。お世話になっております。 m(_ _)m

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↓ 参加者最年少(18歳)の Anthony Messina氏による「ティーンエイジャーとラジオ」。若者をいかにしてこの世界に引き入れるかなど、どこも同じ悩みを抱えてますね。短波ラジオを知っているか、と同年代に聞いたときのアンケート結果: 知っている- 24%、知らない-24%、名前だけ聞いたことはある-53%。 安価なラジオが手に入り、Global24のようなクールな内容の局をもっと増やすべきというのが彼の意見。なるほどね。それにしてもアメリカの人は若い時から皆プレゼンテーション上手いよね。

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↓ Bill Whitacre氏による中波DXペディションの話。西海岸で聞くNHKのサウンドクリップがとても強力!

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↓ サイレントオークション。

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↓ こんな本があるんですね(サイレントオークションにて。SIBCファン注目)

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↓ 昨年同様、日本からJSWC 大武理事がご参加でブース展示。会誌は日本語ですが結構皆持ってゆくのね...。

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↓ 夜にホテルのスイートで行われるホスピタリティールーム。お気に入りのラジオを持ち寄ったり...。

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↓ SONYの CRF-330Kというラジオ(新品みたいに綺麗)を持ってきた人がいてびっくり。初めてみました。すごい。カセットレコーダー搭載。

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↓ 1日目の夜は David Goren氏のホストによるライブ番組「Shortwave Shindig (短波の宴)」。 WRMI-Okeechobee から 7570kHzで生中継されました。サウンドクリップとビデオは先日の記事をご覧ください。

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↓ ディナーで隣だった人。この方は今回、時報局に関係した講演をしたので常に時計を身につけているそうです(笑)。

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↓ ディナーの後はお楽しみ抽選会。いつもどおり何もあたらんかった...Orz。

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奥飛騨DXers Meeting!! [番外編]

更新がご無沙汰してしまいましたが現在一時帰国しております。毎年恒例?の北陸・信越・美濃 DXer 有志の懇親会ですが、今回は岐阜の千さん幹事で高山市奥飛騨温泉郷にて行われました。結構降雪がありましたが何とか無事にたどり着け、雪見露天風呂を楽しむことができました。私はいつもの携帯ループ+ペル持参でしたがコンディションが今一...。 とはいえお酒と豪華な食事があれば満足です。 千さんありがとうございました。 DXers Meetingといえば今月末はペンシルバニアでWinter SWL Fest です。参加できるかな。

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千さん、ヨッシーさん、まう吉さん、私。

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HCJB 尾崎さんのスタジオ訪問! [番外編]

今年の3月に米国で開催されたSWL-Fest。 そこで JSWC の大武理事とお会いしたことがきっかけとなり、今回 HCJB の電波宣教師である尾崎一夫先生 (以下失礼して尾崎さんと呼ばせて頂きます) のアリゾナのご自宅兼スタジオを訪問する機会に恵まれました。 仕事で寄ったアリゾナ州フェニックスからレンタカーで2時間走ると尾崎さん宅のあるTucson (片仮名ではツーソンまたはツーサンと表記)という町に着きます。道中の景色がすばらしく、さすがアリゾナ!


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(↑ スーパーマーケットの駐車場に迫る山々!)

尾崎さんは現在娘さんご夫婦と3人のお孫さん、そして人懐っこい2匹のワンちゃんと一緒に生活されており、とてもにぎやかなご家族です。 書斎には日本のリスナーからの寄せ書きが大切に飾られておりました。

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こちらで尾崎さんは番組の編集を行うほか、週末はクヌヌラ送信所からの日本語放送が終わった直後にリスナーから送られてくるEメールをチェックされており、その日の番組の感想や受信状態はどうだったかなど (ときどき送信トラブルもあるようで) 、皆様のコメントに対しとても感謝されておりました。

当時初めて頂いたQSLカードやニュースレター「La Voz」などを今回持参していたので、それを眺めながらの短波放送談義...。 QSLカードの受信日の記録は1974年なので何と40年前! 因みに今年(2014年)はHCJB日本語放送50周年ですね。 私は新潟出身でして、1977年に新潟市で行われたBCLイベントで講演されたときのお話を伺ったり、その後スタジオでインタビュー(緊張しまくり)、さらにHCJBがReach Beyondになった経緯、そしてもちろんキリスト教についてなど、話はつきません。

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↑ 40年前のカードをお見せしたところ、このデータ欄のタイプ打ちは奥様の久子様のものだとのこと (そうだったのか~)。 9.715MHzは有名な周波数で、当時山田耕嗣先生が暗証番号に使われていたそうです (これは確か有名な話でしたね)。

私は出張にはよく Perseus とループアンテナをお供させているのですが、実は今回も例外ではありません。ご迷惑とは思いつつも折角なので私の受信スタイルを披露(笑)。 尾崎さんは Perseus の実物をご覧になるのは初めてだとのことで、写真で見たときはもっと大きなものと思われていたそうです。 本当はその場でクヌヌラ送信の HCJB日本向け放送を受信してみたかったのですが残念ながらコンディション不良。 代わりに前に受信した HCJB キトー送信波の録音を聞きながら当時の思い出話を伺うことができました。開始時の民族音楽は昔から全く変わってないそうです。 

実は先回のブログ記事の R. AustraliaR. Verdad は尾崎さんのお宅にお邪魔しての受信でした。アンテナは影山さん設計の⊿LOOP9 を携帯仕様にしたものです。 室内だったのですがノイズレベルはとても低かったです。 やはりアリゾナは違う(?)。

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11月でも夏の様な気温..でも乾燥しているので心地よい感じ。 寒いニュージャージーには戻りたくないのですが、そろっと飛行機の時間が近づきましてツーソンを後にしました。 尾崎先生、このような他愛もない壱リスナーの突然の訪問を快く受けいれてくださいまして本当にありがとうございました!

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(↑ お孫さんのエミちゃんと)


パッシブ型同調式ループアンテナの実験(続き) [番外編]

受信地:   新潟県上越市   周波数: 4765kHz    受信日: 2014年6月22日 
受信時刻:  受信地の時間で 04:05 AM (1905 UTC)   
受信機:    Microtelecom Perseus    アンテナ: PSR-MLA, AAA-1

 昨日の記事に対し、ローバンドはどうかとの問合せがありましたので、今朝の4765kHzのあたりの動画をアップします。 おそらくTajik Radioかと思われますが音声がはっきり聞き取れていません。昨日の19mBよりもノイズフロアーが1目盛り高いレベル (PSR-MLA: 下から3目盛り半 = -125dBm、AAA-1: 下から4目盛り半 = -115dBm) でした。

ビデオ:  http://youtu.be/d9NPFeqva6I


NASWA Winter SWL Fest ! [番外編]

 前々から気になっていたNASWA(North American Shortwave Association) 主催のWINTER SWL FEST がペンシルベニア州プリマスミーティングという町のDoubleTreeホテルで開催、今回初めて参加してみました。3月14-15日の二日間だったのですが一日目は残念ながら仕事が休めず二日目のみの参加。参加者は全部で100人ぐらいでしょうか。各種講演と小規模のブース展示、サイレントオークション、抽選会がありました。

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・ループアンテナに関する講演 (J. Eichner氏)。パッシブ型ですね。給電部は同軸よりも通常の線(ツイスト線や単線)が実は便利と説明してました。

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・北朝鮮の放送事情に関する講演(M. Fahey氏)。会場満席で質問攻め。珍しいビデオに皆興味深々。

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・Remote Radio について...リモペルやGlobal Tunersのほかにもいろいろあるんですねぇ。

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・元VOA記者 D. Robinson氏のディナー講演

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・この種のイベントではどこもおなじみのお楽しみ抽選会。

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 ・サイレントオークション。

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・このほかにも小さなブース展示がありましたが、写真撮り忘れた...orz。 JSWCのブースがありびっくり。大武理事が日本からいらっしゃってました。


MFJ1026によるノイズ除去 [番外編]

 アパートのノイズが酷いので、前々から気になっていたMFJ-1026 (Noise Cancelling Signal Enhancer) を試したくて買ってしまいました...。副アンテナは同じ形式のループにしてみました。すべてに効くわけではありませんが場合によりとてもよく効く時があるようです。下の録画ビデオは5965kHzのRadio Exterior de Espanaの近くに出ていた変なノイズを除いたときのものです。ちょっと感動...。

ビデオはこちら 

なお、ビデオでは撮影の都合上MFJ1026本体の上にノートパソコンを置いてますが、実際はそんなことしてませんので念のため。 


Pixel Technologies 社 RF PRO-1B 磁界型シールドループ! [番外編]

 ホテルの仮住まいからようやくアパートに引越ししました。短波的には一戸建てに住んで家の庭にアンテナがあげられればベストなのですが、単身なので会社には認められません。何とかバルコニー付きのアパートにしてもらいようやく生活開始です。ホビーの方もΔLOOPXの設置が完了。

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 Perseusのスイッチを入れてみましたが、結果は惨敗...。やはりノイズがすごいです。特に19mBが酷い。でもループなので何とか雑音をヌルで追い込んでアンテナの方向を固定です。まあ、強い局はよく聞えるのでよしとします。DXはちょっとお手上げですね。

 さて、米国に来たので前々から少し気になっていたPixel Technologies社の短波用ループアンテナRF PRO-1Bを注文することにしました。値段は送料込みで$471.18也。日本への発送はやってもらえるかどうかは聞いてみてません。

一週間後に到着。パッケージがでかい...。

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 箱をあけると...おおとても豪華な詰め合わせです(笑)。

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部品一式。四重シールドの同軸付きです。

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構造はシールドループとのことです。その頭の部分。

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そして下のマストクランプの部分。Made in USA!!

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プリアンプとパワーユニットです。ずっしり重たい。電源は12Vでなく20Vです。

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 早速バルコニーに置いてみました。

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 ΔLOOPはバルコニーの内側よりも手すりの外にだした方が確実によかったのですが、なぜかPRO-1Bの方は外も中も変わりません。アパートも規則が厳しいのでバルコニーの内側に置くことにしました。 アパートから歩いて行ける距離にRadioShackがあり(便利!)、たまたまローテーターとルーフタワーを売ってたのでそれを買ってすぐに取り付け完了です。

 まだ使い出したばかりなので性能については何ともいえませんが、おいおいBlogにてアップします。 

 早速PerseusのHF-Spanを見たらしっかり飽和しており10~20dBのアッテネータを入れる必要があります。Perseusのソフトそのものでは飽和しませんがやはりアッテネーターを入れた方がよいかも。全般にノイズフロアーが高いです。聞いた感じはΔLOOP7に近いかな。一般的なループアンテナ同様建物から5m以上離すように書かれているので、アパートのような環境では正確な評価はできないのでしょうが、 ノイズの少ない場所でまた比較データでもとってみたいと思います。

 (New Jersey州Fort Leeにて)


ΔLOOPXをちょっと使いやすく [番外編]

 同調モードと非同調モードをスイッチで切り替えますが、時々同調モードであることに気が付かずに周波数をスイープしてあれっおかしいな聞えない...となることが時々ありました。そこで電源ONの時に点灯するLEDを2色LEDに変更してモード切替と連動させ、同調モードか非同調モードかをLEDの色でもわかるようにしました。同調モードは赤、非同調モードは青にしております。これで多少使いやすくなったかな...。

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